JOUSAIグループ 社員紹介

『なかなかいい所に持ってくるな!』と声をかけてもらったときは、本当に嬉しかったですね

城西運輸機工株式会社
クレーン事業部

K・F

クレーンオペレーター

入社8年目

Q1. まずは、現在のお仕事について教えてください。

私は、住宅建築の現場でクレーンオペレーターとして働いています。特に印象深いのが、新築住宅の「棟上げ」作業。これは施主さんや大工さんにとって非常に大切な一日で、まさに神聖なイベント。僕も毎回、身が引き締まる思いで臨んでいます。

とはいえ、どんな現場でも大切にしているのは「いつも通りやる」こと。無理にうまく見せようとはせず、安全で確実な作業を心がけています。これが自分のモットーです。

Q2. この仕事に興味を持つきっかけは何でしたか?

棟上げでは、建物の骨組みとなる大きな木材の梁を吊り上げ、柱と接合部をぴったり合わせる必要があります。大工さんが木槌を振り下ろすタイミングに合わせて、僕がワイヤーを微調整します。張りすぎてもダメ、緩めすぎてもバランスを崩してしまう。数センチ単位の繊細な操作を、離れた運転席から行うんです。

そんな中、大工さんから「なかなかいい所に持ってくるな!」と声をかけてもらったときは、本当に嬉しかったですね。職人として認めてもらえたような気がして、自分の仕事に誇りが持てました。

Q3. 具体的にどのようにクレーン車の操作を学びましたか?

建築工事は、クレーンが来ないと始まらない作業が多いため、遅れずに現場に着くことが重要です。毎朝、弁当を持って早く家を出発します。現場に到着したら、まずはクレーンのセッティング。アウトリガーという脚をしっかり張り出して、安定させます。

現場によってはスペースが狭かったり、傾斜があったりするので、安全に設置できる場所をその場で見極める力も必要です。目で確認して、ここなら安全だと判断できて初めて、ブームを高く伸ばすことができるんです。

Q4. 現在の仕事で最もやりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?

現場をひとつ終えるたびに、次の現場が待っています。そして住宅やアパートが完成していく様子を見ると、「自分の仕事の足跡がここにある」と実感でき、それが大きな自信につながります。

また、最初は難しかった操作も、経験を重ねるうちに上達し、今ではより大きなクレーンを任せてもらえるようになりました。

Q5. これからの目標や、働く上で大切にしていることはありますか?

これからは、さらに大きなクレーン、たとえば25トン、50トン、120トンクラスの機体に挑戦していきたいです。そして、もっと大きな建物や、大規模なプロジェクトに関わっていけたらと思っています。

自分の手で操るクレーンで、誰かの夢や暮らしを支える。それがこの仕事の魅力であり、目標です。

Q6.クレーンオペレーターとして、現場以外で意識していることはありますか?

どれだけ高い操作技術があっても、整備が行き届いていないクレーンでは、その力を100%発揮することはできません。
クレーンオペレーターにとって、運転技術だけでなく、点検・整備ができることも必須条件です。

現場がない日は、丸一日かけてクレーンの整備に取り組むこともあります。
安心して作業に集中するには、万全な準備が欠かせません。

そして、その準備があってこそ、どんな現場でも「いつも通り」に、安全で確実な作業ができるのです。

Q6.入社を検討されている皆さんへ

クレーンオペレーターって、毎日がちょっとしたチャレンジだけど、やりがいがめちゃくちゃあります。特に棟上げ作業は緊張するけど、終わった時の達成感がハンパないんです。「いいタイミングで吊れてるね!」って大工さんに言われた瞬間が、毎回嬉しいんですよね。そんな思いを皆さんと共有したいです。